突然ですが、みなさんは「イヤリング」に
どんなイメージや感想をお持ちですか?
「なかなか取り扱っているお店がなくて、どこで買ったらいいのか迷います。」
「ほしいデザインって、大体ピアスしか売ってないんです。着けられないから残念。」
十数年前、ポップアップイベントで、お客様とよくこんな会話をしていたなと思いだします。
そもそも “ イヤリングの取扱や種類が少ないこと ” へのお声がとても多かったです。
「最近、イヤリング増えましたよね!」
「でも、どこかで落として行方不明になってしまった。家に片耳だけはあるんですけど使えなくて。」
「強く挟まれて、すぐ痛くなっちゃう。」
「調整できるタイプでも、長時間使うのは厳しいな。」
最近では、試してはみたけれど
“ 使いにくいから敬遠しがち ” 一言でまとめるとこんなお声が増えました。
イヤリングを楽しみたいけど、なかなか理想のものに出会えない悩みを
想像以上に多くの人が抱えているんだと
普段はピアスを愛用していたわたしも、年々深く考えるようになりました。
ウーサでもわずかしか取り扱いの無かったイヤリングでしたが
イヤリングの問い合わせの増加と共に、徐々に増やしていくことになりました。
当初は単純に、“ ピアスとして作ったデザインのイヤリング版 ”という形だったので
デザインが先行した商品だったと思い返します。
でも、デザインが気に入っても、付け心地が良くなければ
きっといつの間にか出番も減るものですよね。
色々な反響をもとに、わたしもイヤリングを愛用しながら試行錯誤を繰り返しました。
そして、イヤリングにはイヤリングに適したデザインがあるという考えに至り
イヤリングのみを集めた単品ライン「イヤリングコレクション」が誕生しました。
イヤリングコレクション
——— 時代を超えて愛されるヴィンテージのように
装いに 上質な雰囲気をもたらせてくれる ウーサのイヤリングライン ———
痛くない「ソフトクリップ」と呼ばれる金具を使って
初代イヤリングコレクションはスタートしました。
公式ホームページの「商品のこと」で、イヤリングのことにも触れています。
イヤリングの金具は色々。
ウーサのイヤリングに使われている「ソフトクリップ」って?
イヤリングの金具にもいくつか種類があるので、代表的な物の例をあげてみますね。
以前勤め先で企画し、商品化されたデザインのピアス。
母にプレゼントしたくて、イヤリング金具に付け替えたことがありました。
当時パーツ店でも取り扱っていた、なじみのある金具。写真の「ねじ巻き式」のタイプです。
幅の調整もできて、一般的にもかなり普及していたかなと思います。
母はピアスホールを開けていなかったので、金具を変えないと使うことが出来ませんでした。
わたしも試してみると、挟まれている感じが常にあって、わたしはちょっと苦手でした。
それからヴィンテージのアクセサリーでよく見る
海外製の古いイヤリングは、ばね式のものが多いですよね。
金具本体の特性で、挟む強さは変えられない パチン! と挟むようなタイプです。
デザインはかわいくても、断念したことがあります。
しっかり挟まれていて落ちない安定感はあるんですが
挟む加減が調節出来たらもっと広く、誰もが気軽に楽しめますよね。
そしてこちらがウーサで使用している「ソフトクリップ」です。
耳に挟むところの金具の種類がこの写真のタイプのものを全てそう呼んでいます。
さまざまなタイプをリサーチし、この優れた金具にたどり着きました。
この金具は実際に着けてみると、おどろくほどに痛みを感じないのです。
使い方はとても手軽で、金具を開いて耳たぶをはさみ
金具のレバーのところに指を添えて、痛くない程度までキュッとはさみます。
金具はどの位置でも止められるので微調整もできます。
強さは様子を見ながら調整してみてください。
なぜ「ソフトクリップ」は痛くならないの?
大きな特徴のまず1つ目。
レバー部分を耳たぶの厚みに応じて自由に調節出来ることです。
この金具は180度開閉することができて、どこの位置でも止められます。
一般的なクリップ金具は、パチンと開いて、耳たぶの薄さ厚さに関係なく同じ力でパチンと閉まります。
この金具は自分の力加減で、「もうちょっときつくしようかな」と
ちょっとずつ閉めることができ、逆に緩めることもできます。
自分で加減しながら、心地よいところでストップして
そっと手を放していただければOKです。
そして2つ目。
金具のサイズ感と形もポイントになります。
金具の丸いところだけに力が集まり、力のかかり方が一点に集中してしまう「ねじ巻き式」の金具に比べると
「ソフトクリップ」は、支える金属部分が大きめに作られていて、
ツユ型を反対にしたようなフォルムの金具全体で耳たぶを支える形になります。
耳との接点も増えることでかかる力が分散されて、圧迫感が軽減されます。
「イヤリングをしているのを忘れてしまうほどですね。」と、感想をもらうこともよくあります。
平らで、少し丸っこくて、程よくアールがかかっているので
押し縮めるときにも指の腹にフィットするような形状で
着け外しする際にすごく扱いやすいんです。
金具は日本製で大変しっかりとした作り。壊れにくく開閉もスムーズです。
つけてみた感じは?
もちろん実際に試着いただけるのが一番いいのですが
参考に、着けてみた感想をインタビューしたのでここでご紹介しますね。
↑6歳児着用
「ちょびっと くすぐったい。」
「んーーとねー、かたくないし、やわらかすぎないかんじ。」
「ずっとつけてても、だいじょーぶそう^^」
↑9歳児着用
「え!かんたん。いっしゅんでつけられるんだね」
「これ、わたしもほしい^^」
極端に若い世代の感想となりましてすみません。
まだ小さくふわふわの、薄めの耳たぶの、子供の感覚でも
痛みがないことがお分かりいただけたら嬉しいです。
その後娘たちにはしばらくイヤリングを付けてもらっていましたが
全然気にするそぶりもなく
そのうち身に着けているのを忘れてしまっているようでした。
子供でも使えるし、気にならないくらいの付け心地ってことですね。
ひっぱっても落ちない!
シリコンカバーを付けてさらに安心。さらに快適。
普段ピアスも使っているわたしが選ぶイヤリングは
ピアスとは差別化できるような大ぶりデザインが多くなります。
そんな時により安心感を運んでくれるのが
イヤリングの金具に装着して使うシリコンカバーです。
カバーを使うメリットとしては
「より落ちちにくく、より快適になる」です。
シリコン素材が耳に吸い付いて、滑り止めのような役割になってくれるので
上着の脱ぎ着や、マフラー、マスクの着け外しの際、ちょっと引っ張ったくらいで容易に外れません。
金属の反応による耳への負担が気になる方も
シリコン製のカバーをすれば、その部分は直接金属が耳に触れません。
ウーサWEBショップでは、イヤリングご購入時、シリコン製のカバーの有無を選んでいただけます。
もうもってる!という方も多いと思いますし、2つのアイテムのうち1つはカバー付きで注文!
等にも対応できますよ。
いくつか予備も買っておきたい。そんな方には、単品でのご注文も受け付けています。
もしも、片耳どこかで無くしてしまったら?
ウーサでイヤリングをご購入いただき
万が一なくされてしまったときは、一度お問い合わせください。片耳販売もお受けしています。
古い商品はもう廃盤で用意がない。ということもあるのですが
事前にお問い合わせをいただいた上で、在庫の有無などお返事させていただきます。
WEBSHOPでのご注文には対応していないので
お手間をおかけしてしまうのですが、どのような商品なのか特徴を明記の上
「お問い合わせ」よりお知らせくださいね。
時代を超えて愛されるヴィンテージのような佇まい
ウーサのイヤリングはOuca直営店、WEBショップ、各お取り扱い店さま
にてお求めいただけます。
(*店内のイヤリングは全てご自由に試着が可能です)
ピアスホールがあってもなくても楽しめるイヤリング。
年々デザインの幅も広がり、親しみやすくなっていますよね。
アレルギーを理由に、ピアス→イヤリングになりました!や、
ピアスホールがなくなってしまった! というケースもありますよね。
今まで着けてなかったけれど、デザインが増えたことで
楽しみが広がったという方も多いのではないでしょうか。
金属の持つ様々な表情に、パールというベーシックな素材合わせたり
時にはオリジナリティあふれる個性を散りばめたウーサのイヤリング。
みなさんがヴィンテージアクセサリーを思い描いた時に感じるような色あせない魅力を
ウーサのイヤリングを通じてお届けしていきたいなと思っています。
何通りの使い方ができたり、金具が目立ちにくかったり。
これからもデザインへのこだわりと共に
日常使いにうれしいエッセンスも大切にしながら企画していきますね。
2021.09.08 kaneko